「いいチームとは何か。」
こう聞かれたら、皆さんはどう答えますか。
「なんでも言い合える」とか、「優れたリーダーのいるチーム」とか、たくさんの回答が出てくるでしょう。
では、問いを変えます。
「『いいチーム』のために、あなたはどんなことに貢献していますか?」
ここですぐに答えられた人は、
きっとチームにおける自分の役割を考えてきた方なのだろうと思います。
中間プレゼンまでの1か月間、とにかくチームのことを考え続けていました。
メンバーは全員就活生。
それぞれが「忙しい」のをお互いにわかっているからこそ、仕方ないと思うしかなかったり、
全員が揃うmtgを組めなかったりする日々が続きました。
あまり人に対しては言わないのですが、
私は「忙しい」という言葉が好きではありません。
自分に対して、最近忙しいなあと思うことはあっても、「心を亡くす」と書く「忙しい」という言葉をチームメイトに使うということは、
優先順位が下がっているということを暗に伝えているのではと感じてしまうからです。
それに、自分はこのアカデミアを選んでここに来ている。
私には妥協するという理由がほぼないに等しい状態でした。
だけど、
過去の経験から、自分の想いだけが先走るとチームは崩壊するということもわかっていました。
何をすればみんなが楽しめるのか、
何をしたらみんなの心が軽くなるのか、
何をしたら、自分自身も楽しく取り組めるのか、
脳みそが3つ増えたような感覚で、私なりに相手の立場に立って考え続けていました。
それでも、答えは出ませんでした。
TAさんを始め、アカデミアのほぼ全員に頼りました。
それでも、「どこまで行っても向き合うべきはチームのメンバー」だったのです。
みんなが「やらされる」じゃなく、「やらなきゃ」という義務感や正解を探しに行く感覚でもなく、
もっと自分がやる理由を明確にしてもらうことが大事だと考えていました。
見るからにリーダーにならないように、他のメンバーがリーダーシップを発揮できる余地を創りながらMTGやLINEのやり取りをしていくことが大事なこともわかっていました。
探究は楽しかった、でもこれまでで一番、チームのことを考えた分、苦しくて辛くて、いまでも正解はわかりません。
それでも唯一これは忘れてはならないと思うのが、
チームへの責任感と、アカデミアを楽しむ気持ち。
one of themではなく、自分の存在意義や存在価値は、相手に与えることで気づかされるものでもあると思います。
チームメンバーのためになりそうなことをしっかりキャッチして行動する。
それは一つのファカルティにアサインされた者(アカデミアで学ぶと決意した人)として当たり前の姿勢だと思っているし、この当たり前のスタンダードを上げなければならないと思っています。
あとは、楽しむ力。
楽しむ力は誰しも後天的に磨けるものだと思っています。
楽しくないなら、楽しさを感じるポイントを探せばいい。
受け身で楽しさを待っているようじゃ、チャンスもつかめない。
私が感じていることも、いいチームを創るためのほんの一部でしかないけど、
あと一か月チームのみんなと踏ん張っていきたいな。