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小さい頃から、人の素敵な表情を見ることが好きだった。ワクワクしている表情、笑顔で溢れた表情、感動で涙をこらえる表情…。私はそれを見ただけで、幸せになれたし、心がじんわり温かくなって浄化されたし、生きる上での原動力になることもあった。だけど、赤の他人、ましてやたった数分の動画に映った人の表情を見て涙が溢れ、止まらなくなったのは初めてだった。

wetukuアカデミアに飛び込む前から、結婚式には1度でお2人、親族、ゲスト、スタッフ全員に幸せと感動をもたらす大きなパワーを持っていると感じていた。でもそれに根拠はなくて、「たくさんのお金と時間を費やす上に、大切な人達に祝ってもらえる空間なのだから、幸せな時間になるべき」という考えによるものでしかなかった。

だけど、今回の講座を通して、結婚式にそれだけのパワーがある理由が明確になった。1番ハッとさせられたのは、結婚式が「心の奥にある素直な想いを伝えるチャンスの日」であるということ。wetukuアカデミアを通して「なぜ結婚式で感動するのか？」という疑問の答えを見つけることが目標だったが、有賀様の講座を受けてやっと答えを見つけることができた。結婚式を創りあげていく上で、これまでとこれからの人生を深い部分まで見つめるからこそ、どんな想いを誰に伝えたいのかが明確になる。その想いを手紙やムービーなど結婚式全体の演出に盛り込むから必然的に心が震えるのだろうと気づいた。有賀先生の「ちゃんと想いを伝えられた方がきっと人生は豊かになる」というお話は、講座内で観た動画から何度も実感することができた。

第一線で活躍されていらっしゃる有賀様から教わった結婚式を創る上のステップ。とりわけプランナーが大切にすべき項目は「観察」と「ヒアリング」。今からでも実践し、身につけることができると感じた。目に見えるもの、見えないものから心の温度を読み解き、カタチにすること。感じ取り、仕掛け、諦めない力を持ってヒアリングを重ねること。結婚式の価値を一層高めるカギとなるのは、この2つのステップであると思う。

様々な感動の瞬間を映し出した動画を観ながら、ただ号泣するのではなく、「私もこれを絶対に創る。絶対。」と何度も自分に言い聞かせた。それだけ結婚式には唯一無二の価値があるのだと改めて感じた。インターンや説明会で現場社員の方々が口をそろえておっしゃっていた「しんどさがチャラになるほどのやりがい」というのも、きっとこれのことなのだろう。

直接会わずとも、ネットを通して顔を合わせ、想いを伝えられる時代。また、結婚式を挙げないという選択肢が出てきた今だからこそ、私はあえて結婚式が持つ価値、もたらすパワーを今一度世の中に伝えたい。結婚式ほど幸せと、感動と、この先の人生を生きる原動力となるパワーを持つものはないと確信している。あまりにも大金だし、たったの数時間だし、カタチには残らないものだけど、何にも代えがたい至福の感情を得ることができるのだ。そんな結婚式をお2人と一緒に創ることができるプランナー。私のなりたいものは、これなんだ。