あなたのみている世界は何色ですか。
多様性、という言葉からどんな色を想像しますか。
きっと、たった3色のボールペンの色では描ききれない世界がたくさんあるはずです。
国旗の色だって、原色以外もOKにしたらもっともっと、たくさんの種類の国旗ができるはずです。
今回、wetukuアカデミアで初めて、LGBTQウエディングについて学びました。
講師の柴田奈々子さんが初めに問われた、「当事者のカップルの方々が悩むことってどんなことだと思う?」という問いに対して、私は捻り出すように自分の答えを出しました。
『女性同士が結婚するときに、単価の高いドレスを予算上諦めてしまうことがありそう….』
もちろんそれもきっとあるだろうけれど、
講義後に調べてみると、会場を予約する段階ですら困難を感じるという声もありました。
震災伝承活動をしていたときと同じ、
「当事者意識」と「想像力」がとても大切になると気づくことができました。
きっとそれは、ブライダルの業界でなくても、むしろ仕事以外でも同じで。
自分の見ている世界は思った以上に色が乏しくなりがちで、
自分ごと化するのはなかなか難しい。
でも、「目の前のお客さまのために×100」をしていけば、100通りのものができる。
ブライダルのお仕事は、前例を活用しつつも目の前のお客さまのためにが実現できるお仕事。
ゲストやお二人の出会いが唯一無二だからこそ、
いつか「LGBTQウエディング」という言葉が話題性を持たない、それもデフォルトの選択肢になっている世界を実現していくことができるんじゃないかと思った。
だって、世界はそんなに「貧色」なものじゃないはずだから。