どの結婚式場を選んでも、どんなプランナーさんにお願いしても、きっと素敵な式になることは間違いありません。それぐらいどこも真剣でお客様を大切にしているはずです。だけれども、それって本当にお客様のためになっている?お客様の願いや想いを本当の形として叶えられている?かを考えたときに、普通の結婚式では限界があるなと思いました。
講義の前日に、就活を終えたしほちゃんと1on1をさせていただきました。その時、1日何件もできる専門式場ってほんとにお客様のためになっているのかな?って私は思ったって言っていました。どうしてもバッティングしてしまうということはあるし、時間もきっちりしている。それって本当にお客様のためになっているんだろうか、、って
正直、その時の私は、そこまでの考え・捉え方をしたことがなく、その気持ちに深く共感することができませんでした。
しかし、今回の講義の中でそのことを考え直す瞬間がありました。奈々子さんは、専門式場に勤めていた際、目の見えないご新郎様の式を担当したとおしゃっていました。そこで奈々子さんは、夜アイマスクをして、なにも見えない状態で結婚式場内を歩いてみたと。そしたら目の見えない方にとっては危ないものだらけだったと感じたと。どうにかこのおふたりのために、装飾などの危ないものをすべて撤去したいと。けど、出来なかった。
その次の時間帯のお客様がいらっしゃったから。
私はその時に結婚式場では、そのおふたりのためだけに作ることに限界があると感じたとおっしゃっていました。
この時、私の中で繋がったんです。
昨日しほちゃんが言っていたことと。1日に何件もできる専門式場にもたくさんの良さはあるけれど、そのおふたりのためだけになにかをすること、尽くすことで難しいこともあるのだということを知りました。
私は今、奈々子さんがいらっしゃったオリジナルウェディングのHAKUでインターンをさせていただいています。固定概念にとらわれない本当におふたりがやりたいこと、思い描くおふたりだけの結婚式の形をたくさん見てきました。おふたりがすごく素敵な笑顔と涙で喜んでくださり、満足していただけている姿を見ると、オリジナルウェディングってとても価値があり、素敵なものだなと深く感じます。
長年、オリジナルウェディングのプロデューサーを勤めてこられた奈々子さんの言葉にはすごく説得力がありました。私はこの講義を受け、オリジナルウェディングの可能性を改めて再認識することができました。
そして、プランナーになりたい私にとって今後のために、あらゆる方面や角度にアンテナを立て、いいなと思った言葉や表現をメモにとったり、その時思った感情を書き出してみたりしようと思うことができました。
大事なのは、想像力(創造力)です。
既成概念にとらわれるのではなく、様々なことにアンテナを向け、可能性の幅を広げることができるように日々を過ごそうと思いました。
プロデューサーとして私の憧れである奈々子さんの講義を受けることができ、私にとってとても充実した時間となりました。ありがとうございました。