第三回の講義内容は、「ブライダルMC講座」と「セールス講座」。
私は、ブライダルMCという職種を今回初めて聞いた。
講座を受け、MCという役割への印象ががらっと変わった。
テレビやイベントなどで見ていたMCには、”とにかく原稿通りに、時間を気にかけながら、淡々と進行している”という印象を持っていた。
しかし、ブライダルMCは、私の想像以上に新郎・新婦様に”寄り添う”職種であった。
特に、「なぜ〇〇なのか」を突き詰めるというお話はとても印象に残った。
知りたいことは、〇〇なのではなく、〇〇を選んだ理由なのである。そこには二人の真の価値観が隠れているから。
隠れていた価値観を、代わりにMCが言語化することで、新郎・新婦様は過去を思い出すことができる。互いへの想いが溢れるようになる。そしてゲストは二人の関係をさらに愛おしく思われる。さらにお祝いの気持ちが湧いてくるのだと考える。
次に、セールス講座。
私は大学に入り、経営学に興味を持つようになったため、この講義はとても楽しみにしていた。
私も含め、アカデミア生のほとんどが、あまり良いイメージを持っていなかった”営業”。
しかし、営業とはお客様の喜ばせ合いの競争であると学んだ。
この言葉を聞いたとき、あくまでもお客様目線で営業を行うことの重要性に気づいた。
もちろん利益があっての仕事である。しかし、こちらの利益ばかりに目を向けていては、お客様に寄り添うことはできない。お客様は心を開くことができない。
あくまでも、お客様よりは少し知識と経験を持っているだけ。”お客様を喜ばせるには”を求め続けながら、商品を提案していくべきなのだと学んだ。
今回の二つの講義を受け、ブライダルに関するMCと営業は、新郎・新婦、そして関わるすべての人に、さらなる幸せにお連れするお仕事であると感じた。
”結婚”という、それだけでも幸せなイベントを、お客様が想像もしていなかった幸せまで連れていく。
それが”プロ”としての使命なのではないかと考える。