「プロにならないと楽しめない」
トータルビューティー講座の講師を務めてくださった、松本ルミさんのこの言葉が私の記憶に強く残っている。理由はたった一つ。私もそのことに薄々気がついていたからだ。
近年はドレススタイリストがドレスだけでなく、ヘアメイクやアクセサリーについても提案することを知った。今やその提案の幅がお客様の期待を超えるための必須条件となり、そこまでできることがプロになる前提条件なのではないかと私は考える。
自分に十分な知識や技能がない時、悔しい思いをする。そんな経験は今まで何度もしてきた。しかし逆に考えれば、コツコツと努力をして価値のある知識や技能を身に付けたとき、私はプロになる第一歩を踏み出せると感じた。
誰だって楽しく働きたい。ただ、その理想を実現させるためにはお客様に満足していただける価値を提供するための努力が必要であることを改めて心に焼きつけた。今回の講義を通してプロへの心構えを学んだことはもちろん、プランナーを目指す私にとってドレススタイリストやヘアメイクアップアーティストの視点は新鮮であり、その視点でさえも自分の強みにしたいと思った。