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2022.10.27

私にとっての20分間とは

最終報告会が結びとなりました。数日たった今も鮮明に思い出されるあの日の記憶。

私にとって人生の糧となるような一日のお話。

10月25日。午前9時45分。

…9時45分?

「あと15分で出ないと間に合わない!!」

狭い部屋で大暴れの準備がスタート。タクシーを手配して急いで乗車。

「なんか幸せだね!」なんてゲラゲラ笑いながら集合時間15秒前に会場に到着しました。

いよいよリハーサル。空席の会場を見渡して、本番を想像しながら自分の言葉を届けてみました。唐木さんのフィードバックを受けて、私の想いは加速。

ここまでやってきた。すべてを投げ捨ててでも成功させたいと目指してきた今日この日。

円陣を組んで、思い出す大切な時間。夜遅くまでつないだオンラインと、くだらないことで笑った日も、ちょっとだけ想いが溢れた日も、少しだけ不安を吐いた日も。

私って本当に、思うよりも全力だったのかもしれません。後悔なんて、絶対したくありませんでした。

本番が近づくにつれて、思いのほか緊張。正直、弱気になってしまいました。

手が震える。心が不安定になる。私にできるだろうか。乗り越えられるだろうか。

名前を呼ばれて、立ち上がる。めまいがした。

後ろを振り返ると、大好きなTAのみなさんがいた。こぶしに力を込めて。

そして、私が進んだ先には、大好きなメンターがいた。

「やることやってこい。す-ならできる。」

遠くから眺めた唐木さんの姿。

不安だったし、動機は加速するばかりだけれど、変わらず思った。

「こんなにも愛してくれる人たちに、すべてを返すには、『届ける』しかない。」

そして私の中にふと浮かんでいたのは、唐木さんの「たった20分という世界の中で」というお話。

たった『20分』という時間の中で人ができることなんて限られている。

せいぜいこんなものだ。

私が大好きな物語の一つに刻まれている、この言葉。

私が「たった20分」でできることって何だろう。

この時間に込められるだけの愛と想いを乗せて、丁寧に、繊細に、届けたい。

舞台に立って、それぞれのパートが終わっていく。マイクが私の手に渡ったとき、手の震えは一向に止まりませんでした。本当に緊張した。でも、私は、あの会場にいるすべての人の目を見て伝えるということを決して諦めませんでした。

そして、溢れてしまいました。

もう止まりませんでした。止まれませんでした。

私が過ごしてきたこの時間が、言葉となって、時間となって、あの空間に解き放たれていました。この時間が本当に終わってほしくなくて、この時間への感謝が止まりませんでした。

「何年も心の中に残り続ける思い出が、苦しい時や悲しい時を支え続ける」

私に託された想いの言葉。気付けばこの言葉に自分を重ねていました。

私にとってwetukuアカデミアでの時間は確実に、心の中に、永遠に残り続けるでしょう。

そしてこの時間は、私を一生涯支え続けてくれるんだと確信しました。

すべてを詰め込んだ20分。想いを乗せた20分間。あの20分間で、一人でも多くの人にウエディングサービスが浸透していることを願っています。

結果としては、最優秀賞どころか、優秀賞さえも手にすることはできませんでした。

正直、信じられなかったです。悔しかったです。ありえないくらい、涙がこぼれました。

もうただただ悔しい。それだけ。それしか言葉が出ません。

これだけ悔しいのは、それだけ本気だったから。それだけ必死に考えてきたから。

自分がこれだけ熱と愛情をもって必死になれるなんて、本当に幸せですね。

こんなに頑張れたのは、やっぱり、大切な人がいたからだよなあ。

この場をお借りして、一人一人にメッセージを送らせてください。

まずは、TAのみなさんへ。

タケルさん。覚えていますか?WAYを決めた日の夜に、あるメッセージを私に送ってくださいました。その時から、タケルさんの温かさと優しさを感じながら。本当に幸せです。実は手書きのメッセージもずっとお守りにしていました。たくさんの愛をありがとうございました。

カレンさん。ミーティングで不安に思考を曇らせていると、メッセージを送ってくださったり、提案をくださったり、前日にいただいたグループへのメッセージ。カレンさんから頂いた言葉の数々が私の心を燃やし続けてくれました。本当にありがとうございました。

堀ちゃん。よく「生産性のないZoom」という言葉にしながら、何時間もお話をしている日もありましたね。私にとっては、いい意味で「何も考えない時間」がとても心地よくて、心を落ち着かせる居場所になっていて、心強くて。温かい場所を創ってくださってありがとうございました。

さほさん。私がMAKING HEROのTAさんで一番最初に1on1をしたのがさほさんでした。あったかくてひだまりみたいな人。最終リハーサルの時にZoomにいらっしゃったときは本当に嬉しくて、もうとにかく嬉しくて、久しぶりにさほさんに見てもらうことができて、すごくすごく嬉しかったです。最後まで、背中を押してくださってありがとうございました。

まりあさん。自由奔放な私たちを温かく包み込んでくれる優しさと、とびきりの愛をくれた人。学校も同じまりあさん、お茶誘ってくれた時、本当に嬉しかったですよ!たくさん心配してくれて、たくさんミーティングを見守っていてくれて、一緒に涙を流してくださったまりあさんのことが、本当に大好きです。

そして、メンバーへ。

いぶき。あなたにはいろんなことを頼りすぎてしまったかもしれない。一人でたくさん悩ませてしまったかもしれない。本当にごめんね。誰よりもしっかりしていて、責任感が強くて、いぶきの安心感は人一倍でした。当日起こしてくれたのもいぶきだったね(笑)エンドロールのフィナーレを飾るにふさわしい人でした。大好きです。

あづ。軸がブレなくてクールなあづ。しんどいバイトと研究と、きっと両立するには計り知れない労力を費やしたと思います。それでも最後まで一緒に駆け抜けてくれたあづとの時間は何よりも宝物です。一緒に悩みぬいてくれてありがとう。まっすぐ原稿を見つめているあづの横顔はずっと忘れない。

るな。最初はちょっとだけ怖かった。どんな人なのか全然わからなかった。でも、ミーティングを重ねていくにつれてどんどん溢れてくるるなの人間性に触れて、るなのことが大好きになったし、チームのムードメーカー過ぎました。しんどかったり辛い時も、るなの明るさとひたむきさに救われていました。ずっとそのままでいてね。

ひとみ。MAKING HEROで、最後までここにいるという選択をしてくれてありがとう。正直、いなくなっちゃうんじゃないかって、本当に怖かった。でも、ここにひとみがいてくれた時。そのことに本当に心から嬉しく思ったし、泣きそうだった。発表のトップバッターをひとみに任せて良かった。あんなに最高なトップバッターは、ひとみしかいません。

らいむ。私にとって双子みたいな存在。素直でユーモアがあって、深くに眠っている強さが爆発するときが私は大好きだった。「本当はね」って、悩みを相談してくれたのも、嬉しかった。これからも気軽に連絡できる関係でいたいな。定期的に会って、遊んで、語ろう。食べ放題行こうね(笑)

そして、私たちのヒーロー、唐木さん。

唐木さんと出会ってから得たものがあまりにも多すぎます。唐木さんの世界観、価値観から生まれる言葉の数々が、本当に大好きで。研究が思い詰まるとき。実習やバイトが辛くなったとき。プライベートもうまくいかなくなったとき。唐木さんの言葉を辿っていました。唐木さんから紡がれる言葉にたくさん救われました。唐木さんのように繊細にウエディングサービスと向き合う人になりたいと強く願うようになりました。そう願って、ミーティングに参戦するも、なかなかうまく答えとして言葉を導くことができず、悔しかったことは今でも心に残っています。でも、唐木さんが中間報告会を終えた後に述べた「届ける」という言葉。それだけは、誰にも負けたくなくて。最終報告会では、何度も何度も原稿を読みました。唐木さんのように、心に届くものを創りたかったから。私は、うまくやり切ったでしょうか。

翌日、唐木さんから頂いたメッセージに、ずっと泣いてしまいました。こんな風に、見守っていてくださった唐木さんには感謝しかありません。本当に心の底から嬉しいメッセージでした。唐木さん、今までといわずこれからも、私のプロフェッサーでいてください。

この研究をしたからには、もっともっと深めて、届け続けたい。この気持ちに嘘偽りなどありません。

学生にできることなんてたかが知れているかもしれない。

でも、本当にここで諦めていいのか?

答えはNo。この研究で、私は、ほんの少しの勇気を得ました。

ウエディングサービスから紡がれる、いい結婚式。

私は、体現し続ける。

そして、最後にはなりますが、私をwetukuアカデミアへ導いてくださったまもさんをはじめとする運営の皆様やTAの皆様、プロフェッサーの皆様、ご協賛いただきました皆様。すべての方々からの愛で、我々2期生はここまでの活動に花を咲かせることができました。心より感謝しています。多大なる愛を与えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

本当に、幸せだった。

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