「結婚式を挙げることで、未来はもっと良くなる。」
それは新郎新婦だけに限った話なのでしょうか?
ずっと仲が悪かったゆえ、すっかり話さなくなってしまった弟。
いつも厳しくて、自分のことを愛しているのかわからないお父さん。
いつも優しい、大好きなおばあちゃん。
女手一つで育ててくれた、お母さん。
小学校からずっと一緒の幼馴染。
ケンカもたくさんした高校の友達。
あなたの周りの人の、心に秘めたあなたへの想い。
“心の底から”知っていると言えるでしょうか?
結婚式は、新郎新婦さま同士で愛を確かめ合う行事という捉え方が主流でした。
愛するパートナーへ、改めて愛を誓い、一緒に歩んでいくことを、大切な人に見届けてもらう。
私も漠然とブライダル業界を目指しているときはそう思っていました。
有賀さんが画面共有してくださった結婚式の映像を見ると、そこには
「自分って、こんなに愛されていたんだ」
「こんなに大切にしてくれていたんだ」
と気づき、涙を流す人々。
しかし、この思い出たちには、断られた過去、諦められた過去が実は秘めていたりもするもので。
お父様の「恥ずかしい」「遠慮する」という壁や、病気で歩くことができなくなってしまうかもしれないという壁。
結婚式を挙げるにおいて、人それぞれ全く違った壁があります。その壁を打ち破るのはプランナーの役割です。結婚式に参列した人全てが、より良い未来を迎えるために。いい人生の大きなピースを作り上げるために。
さて、私は冒頭に2つの問いを投げかけました。
「結婚式を挙げることで、未来はもっと良くなる」というのは新郎新婦だけに限った話なのか。
あなたの周りの人の、秘められた想いを”心の底から”知っているのだろうか。
私がこの問いを投げかけた理由は
あなたを愛する人は、将来のパートナーに限った話ではないと思って欲しかったからなのです。
結婚式にネガティヴな気持ちを持つ人の中には、「自分なんて祝われるはずがない、結婚式に来てくれるわけがない」「親は自分の結婚式なんてどうでも良く思っている」と思う人もいます。
ただ、私はそう思ってしまう理由として「自分に向けられた愛」に気づいていない、そして周りの人は自分のことを思っているのに、伝えていない。
だから、愛されている自信が持てず、結婚式を挙げることを躊躇っているのかもしれません。
私の結婚式の定義は「自分に向けられた愛に気づく場所」。これは事前課題でも記入した言葉です。
私たちが、結婚式であなたに向けられた愛に気づかせます。
あなたはきっと、愛されている。
あなたはきっと、誰かに想われている。
私はこれを揺るぎない事実だと信じているから。