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2022.07.22

結婚式で未来を変える

【観察~当日の必要スキル】

” 感じ取る “
 結婚式をプランニングするためには、まず「感じ取る」力を身につけなけばいけません。

結婚式には、お二人の未来を変え、これからの生きる糧になる時空間です。

 お二人の未来を変える結婚式を創るための段階には、まず最初に「感じ取る」ことで創ることが出来ます。言葉だけではわからない、少しの表情の変化を読み取ることが出来れば、次のステップにつなげられます。
 今回、有賀さんの講座では、新郎様の「尊敬する人は父親。」とおっしゃった場面の表情や声のトーンを感じ取って次の行動につなげたエピソードをお話ししていただきました。
「尊敬する人は父親です。」言われ、「そうなんですね、何か演出に取り入れましょう」だけでは、未来を変える結婚式を創ることはできません。必ずエピソードを聞き、声のトーンや表情でその温度感を汲み取る必要があります。そして、汲み取った心の温度で次のステップに移ります。
 
 日常生活でも、会話の中で「感じ取る」力を養うことが出来ると学びました。私自身、人の顔色をうかがうことは元から得意な方です。無意識に行っていたことではあるのですが、ウェディングプランナーとして重要なスキルであることが学べたので、これからは意識をして表情を感じ取り、このスキルをより極めていきたいと思います。

” 仕掛ける “
 表情を感じ取ったのち、どう行動していくかが大切になってきます。仕掛けるためには、「アイデア力」が必要になってきます。
 先ほどの新郎さんのエピソードで、ウェディングプランナーがとった行動は、お父様に電話をすることでした。新郎様とお父様の間に大きな溝があることに気づいたウェディングプランナーは、「お父様にも想いがあるはず」と信じ、電話でお父様に、新郎様にはなむけの言葉を言っていただけないかと頼んだそうです。
 私は今まで、結婚式は新郎新婦とウェディングプランナーの三人で創っていくものだと思っていました。しかし、関係性を聞いたウェディングプランナー自身が行動に移し、お父様に電話をするという、行動にかなり驚きました。新郎様は、ウェディングプランナーに、「父親に連絡をして頼んでほしい」など一切言っていません。しかし、ウェディングプランナーが心の声を感じ、行動に移していました。
 私がこの状況になったときはどうしただろうと考えると、特に特別なアクションはとれなかったと思います。新郎様の悲しそうな表情を読み取ることが出来たとしても、「聞いちゃいけなかったかも」と話を逸らすと思います。しかしそれでは、お客様の要望に沿った何も変わらない結婚式です。この、有賀さんの講義を聞かなければ、将来、ただお二人の要望に沿った未来も何も変わらない結婚式を創っていたと思います。
 有賀さんが何度もおっしゃっていた、要望に応えるだけでも結婚式は創れてしまうことが怖い。ということが改めてわかりました。

 ウェディングプランナーは結婚式を創るだけではない、結婚式という場を利用してお二人の未来につなげる手助けをしているのではないかと強く思いました。


” 諦めない “
 先ほどの有賀さんのエピソードに戻ります。お父様へのお願いは、断られてしまったそうです。しかし、ウェディングプランナーは何度も諦めずに連絡をし、結果、多少条件を変えながら3回もお願いをしたそうです。
 私だったらすぐ諦めてしまうと思います。目上の方に何度もお願いするなんて人生でやったことがないし、それをやったことによってクレームに繋がるかもしれない、と考えてしまいます。「諦めない」ことで未来を変える結婚式が創れることを学ぶことが出来ました。


” 仕掛ける “
 ここで、また「仕掛ける」行動をとっていました。それは、結婚式当日、チームに「新郎さんとお父様の距離を縮めたい」と共有することでした。共有することで、カメラマンさんが「ギューっと近づいちゃいましょう!」と距離を縮め、新郎さんがお父様にお手紙を読んでいる際の表情を見逃さず写真に収める行動に出る。共有することで、当日でも新たなアイデアが生まれ、感謝文朗読は、通常新郎新婦と親御様の距離は離れていますが、温度感を直接感じていただきたいため横並びに変更。共有することで、チームが一丸となって「仕掛ける」。これをすることで、当日まで何が起こるかわからない、打ち合わせで創りあげた結婚式のさらに上を目指すことが出来ると感じました。

【平木さんのプランナー像】
 
 今回、ベイサイド迎賓館VERANDAで働く平木さんのプランナー像を動画で見せていただきました。
平木さんは、結婚式をみんなで創ろうとし、働く全員の温度感を一緒にする行動をしていました。何よりも、楽しむことを一番にしているのではないかと考えました。平木さんの笑顔が伝染していき、スタッフ間にも幸せが溢れていました。
 私自身も、現在披露宴のアルバイトをしていて、後輩が増えてきています、披露宴のアルバイトは特殊で、大変なこともたくさんあります。しかし、この業界に興味を持ってくれただけでありがたいし、幸せのお手伝いをしているので、笑顔で楽しく働いてほしいと思っていました。平木さんは、そんな私のような考えを持った人の鏡だと思います。楽しく働いてほしい、と思っているだけでなく、「仕掛ける」。この場合の「仕掛ける」は、自分が誰よりも楽しみ、伝染させることです。他人に仕掛けることも、自分で行動していくことも「仕掛ける」ことだと思います。

【有賀さんからのこれからの課題】

 ①人の心が動く瞬間に敏感になる/世の中の流行りをチェック
 ②創り手目線でとらえる/企画側の目線になる
 ③引き出しを増やす/結婚式に関する情報収集
 ④苦手なタイプの人に話しかける/将来のために備える!
 ⑤何か一つ極めてみる/〇〇といったら私。という分野をつくり、強みにする!

 

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