Blogブログ

2022.07.07

心に触れる、動く。

こんにちは。杉川葵です。

昨夜、有賀さんによる特別講座を終えました。

このコラムを作成しているのは、深夜1時過ぎ。講義を終えて、夜ご飯を食べ、お風呂に入って、一息ついた頃。いつもよりも早く支度を終えて、この思いを一時も野放しにするわけにはいかない、と思い、パソコンを開きました。

まず、総括して。私たちが結婚式を手掛ける上で、新郎新婦様とどう向き合っていくかによってお二人の人生さえ変えてしまうこと。結婚式を創り上げていく者へ迫るプレッシャーは計り知れないと思いましたし、それだけの責任があると実感しました。簡単に「人を幸せにしたい」なんて言ってはいけない。というのが私の正直な思いです。それでも私は、「人を幸せにしたい」。このお仕事がしたい。

だからこそ、私たちは結婚式の価値について深く理解する必要があるのだと思いました。これがプランナーの存在価値にもつながってくるポイントだと思います。

結婚式の価値を言葉にしろ、と言われると、とっても難しい。どうして私はあの結婚式のビデオで涙を流したのだろう。どうしてあの結婚式に心を動かされたのだろう。この心を動かされ、涙をこぼした瞬間に詰まっているものが、結婚式の価値なんですよね。私は思います。

結婚式の価値。それは、「真の想いに触れ、心が動くこと」だと思いました。この「真の想い」に気付くことができるかどうか。そして、気付くことができるかどうかで、「心の動き」も大きく変化する。これらが私たちの存在価値に関わってくるのではないでしょうか。お二人だけではなくて、ご家族や、ご友人の思いも含めて。なぜなら、それぞれ大事にしてきたものは絶対に違うし、価値観だって異なるからです。

「同じ言葉でも、人によって伝え方が違う。」

私はこの言葉がとても心に残っています。例えば、「お母さん」という言葉に込められた思いは人それぞれ違います。この思いに気付くために、観察とヒアリングをすること、そして考えること。深く、深く、考えること。この過程がなければ付加価値を与えることができない。ごもっともだと思いました。

それぞれの新郎新婦様に、それぞれの思いがあります。私はこの一つ一つを大事にしたい。

「心の温度」を自分なりに感じたい。そして、お二人自身では気付くことができなかった想いに気付いてカタチにしていきたい。目に見えるもの、見えないもの。さまざまなものがある中で、私が見つけることができるお二人の気持ち、諦めなければ、きっと見えるはず。

結婚式の価値を深く理解した私たちが、まだこの価値と出会えていない新郎新婦様へ、彩りを、つまりは結婚式の最大の価値を与える。これがプランナーの存在価値である。最終的に、私はそう感じました。

「お二人のことを知らなくても結婚式は創ることができてしまった」

そんな悲しいこと、言いたくないですよ。

最近の私は、かなり迷走気味といいますか。どうして私はこの業界を選んだのか、何に魅力を感じてこの業界を夢見たのか、自分が持っていた思いに満足できなくなってしまいました。こんな私のままじゃあ、誰かの幸せに携わっていけないよ。と、ずっとモヤモヤしたままこの講義を迎えていました。

講義を終えて。ちゃんと自分と向き合おう。ちゃんと自分と向き合う時間を作ろう。ここで中途半端にしてしまっては、絶対人の幸せと向き合うことなんてできないし、それこそ無責任だと思いました。きっとここが私の成長のひと過程。

結婚式の価値は、人によって感じ方はそれぞれです。

どれもこれも視界がゆがんでしまうほどに素敵なものばかりで。私は本当に奥が深い世界へ訪れてきたんだなとつくづく思います。尽きない魅力と向き合い続けることも、悪くないですね。

あなたが考える結婚式の価値を、私も大切にしていきたい。

もしよろしければ、あなたの考える結婚式の価値について、熱く語ってください!

それでは!お読みいただきありがとうございました。

send

私たちTIPLOGに関して、ご質問やご要望などございましたら、こちらからお気軽にご連絡ください。