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2022.10.29

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「結婚式創りとよく似てるなぁ。」

私が悩んでいた時に、

唐木さんが言ったひとこと。

印象的で、よく思い出す言葉の1つだった。


諦めようと思ったことが何度かあった。

そんな時はいつも

「結婚式を、結婚式創りを諦めるの?」

という問いが私の中に浮かぶ。

結婚式にはめっぽう弱い私は、「絶対諦めない!」と口に出して、今にもこぼれ落ちそうな涙を堪えて、行動していた。


最終報告会までの道のりで、私は

結婚式創りを教わっていた。


そんな結婚式創りのような日々を過ごし、

10月25日。最終報告会を迎えた。

振り返ると

結婚式のような時間だったなと、思う。

研究で学んできたことが、体現された1日だった。


イレギュラーは当たり前

その言葉の通り、当日にイレギュラーは起きた。

当日のイレギュラーに、いち早く気付いたのは私だった。しかし、私はイレギュラーに弱い。

考えすぎて、動けなくなって、不安が顔に、声に出る。いつものようにやるべきことと不安が浮かんだ時、メンバーの「どうする?」という慌ててた声がする。「私がしっかりしないと!」思った瞬間に指示は出て、手も動いていた。「じゃあこれが必要だよね!こうしよう!」と、メンバーがしっかり応えてくれた。

結婚式で起きるトラブルも、チームで乗り越える。同じように、チーム全員で、イレギュラーを乗り越え、会場に到着できた。その時の私たちは、笑っていて、緊張をほぐすイレギュラーへ好転した。イレギュラーを目の当たりにした不安気な顔をした私は、そこにはいなかった。

私は、1人では、イレギュラーに負けてしまうのかもしれない。だけど、チームで仲間がいれば、どんなイレギュラーも良いイレギュラーに好転できるのかもしれない、とこっそり思っていた。


想いの交差

サービスマンは、当日ゲストに1番近い位置にいるからこそ、想いに気付くことができる。想いは言葉だけじゃなく、いろんなところに現れる。これは、私が研究を通して学んだこと。

不安を吹き飛ばすための笑顔

いつもは強そうなあの子の手の震え

真剣に向き合う熱い眼差し

いってらっしゃいと背中を押した手

行ってきますのグータッチ

発表を不安そうに、優しく見守る眼差し

優しさで溢れたうなづき

安心できる眉毛

ありのままがでた声の震え

足の震え

想いが溢れた涙

お帰りなさいのハイタッチ

悔しさのあまりでた嗚咽

涙の止まらない私の背中をさする手

泣きながらのハグ

唐木さんの祈り…

そこには、秘められた想いがあった。

奥底に、誰かが誰か向けた愛があった。

人と人とが関わり合うことで生まれる感情を少しだけ見つけられた気がする。誰かと生きることの本質に少し触れた瞬間だった。きっと私は、この数々のシーンを、そこにあった想いを忘れない。


愛し、愛され、愛に守られてる時間

私にとっての結婚式とは、「愛し、愛され、愛に守られている時間」という1つの答えを導き出した。冒頭の結婚式創りという言葉を、この期間繰り返し、葛藤していた私なりの答え。

wetukuアカデミアは、愛に溢れていた。私が1番学んだことは「自分は愛されてる」ということだった。いただいた学び、言葉、想い…全ての根底には、愛があり、その愛を受け取った半年間だった。自分なんて…と思う時、多くの人が私ならできると、私の可能性を信じ、支えてくれた。その愛を忘れずに、生きていきたい。その愛は、きっとこれからも私のことを守り続けるだろう。そして、私から愛が溢れることで、愛溢れる結婚式が創れると信じているから。


そして、気付いたこと

やっぱり、結婚式を愛しているということ。

一度、結婚式の仕事に就くことを諦めようとした。たくさん傷ついて、怖かったから。そんな自分に関わる資格はないと思ったから。それでも、諦められなくて、ここまできた。最終報告会を経て、「愛し、愛され、愛に守られている時間」に触れた人生は、豊かで、愛に溢れたものになると、確信した。だからこそ、創りたい、届けたい。まだ触れていないのにも関わらず、結婚式に魅せられている。その大きすぎる力を、愛を感じている。いつか触れるその日が、楽しみでしかたない。


きっと、このアカデミアで走り抜けた時間は、

私の心の中に何年も残り続け、苦しい時や悲しい時を支える人生の糧となるだろう。

こんな時間を、いつかお客様に届けられるように。この時間の重みを知っているから、届けられると、信じて。


最後になりましたが

インタビューにご協力いただいた皆様

学びの場を与え、支えてくださった皆様

たくさんのコメントを寄せてくださった皆様

プロフェッサー、運営、TAの皆様

担当TAのくりさん

一緒に走り抜けた2期生のみんな

応援してくれた家族、友人

たくさんの愛をありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

恩返しができるよう、皆様から託された想いのバトンを次の世代に託すまで、走り抜けます。

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