Blogブログ

2022.10.31

MAKING HERO

MAKING HEROのことを、今の私では、ひとことに表せない。
でも、1つ確かなことがある。それは愛に溢れたチームであること。

このチームが大好きで、このメンバーで走り抜けることが出来て、本当に良かった。
最終報告会で、心の奥底からそう思えた。
本当のことを言うと、最後の一週間まで、私は最終報告会で、こんな気持ちになれるか不安だった。


私視点での、MAKING HERO。
MAKING HEROが1つのチームになるまでの長い道のり。
そこに、私の裏側の話を交えつつ、お話しようと思います。

皆様もよく耳にしていると思いますが、なんせうちのチームは
「個性の強さ」「主体性」「自由さ」を全員が持ち合わせ、まさかの全員「日本語」と「整理整頓」が苦手。そんなちぐはぐなメンバーが揃っていました。

だからこそ、ぶつかるし、ミーティングは難航することの方が多かった。
「私はこう思う!」が6個分並んで、散乱して、全員で迷走する。
そして、唐木さんに苦笑されながら、軌道修正していただく。これがお決まりのコースでしたね。

加えて、事件の勃発も多かったなあ。
何度LINEの通知を見て、「え?」と叫んだことか(笑)
もちろん良いイレギュラーも起こるんだけど…
次から次に事件が起きて、てんてこ舞い。
まさかの最終日まで事件を勃発させるクレイジーっぷり。
時には頭を悩ませて、深夜まで議論しながらも、全員で笑って乗り越えられたこと。
私にとって、かけがえのない思い出たちです。

私以上に、唐木さん、TAのみなさんは振り回されていましたよね。
本当に心配ばかりかけました、すみません。
(私も主犯の1人ですね)



少し振り返ると…
中間報告会の時、私たちはまだ1つになり切れていなかった。
そのことが、発表にも少しにじみ出てしまっていた。
私がラストで語ったメッセージ。
それはメンバーに向けた、私からのメンバーを信じる気持ちだった。
「最終報告会は全員で、全員の想いが乗った発表がしたい。」
というのが私の目標で、願いだった。

その目標に向かってもがいていたけど、難問だらけで、
ほとんど毎日「大丈夫?」という瞬間を何度も繰り返した。時々、メンバーの気持ちも見えなくなって、自分の選択、行動が正解なのか悩み続けた。

でも、最終報告会当日に「正解だったな。」と思える瞬間に出会った。
それは朝5時のこと。資料提出と発表練習を終えた帰り道。
疲れているはずなのに、「幸せだね~」とメンバー全員が口にし始めた。
なんかこの様子を見て、私が今まで選択したことやしてきたことはこの瞬間のためにあって、間違いじゃなかったんだろうな。とこっそり思っていた。
それと同時に、終わってほしくないという気持ちも生まれていた。

まさか、あんなトラブルが起きるとは知らずに…(笑)



発表では
みんなが、想いのバトンの最終ランナーに私を選んでくれた。

「ラストメッセージは、いぶきだよね。」
「いぶきの選ぶ言葉、好きだよ。」
そんな言葉と共に。

そして、発表の時、みんなは、私に想いのバトンを回してくれた。
全員で、全員の想いが乗った発表だった。
みんなの想い、しっかり受け取っていたよ。受け取りすぎて、涙でちゃったけど。
みんなの想いをちゃんと届けられたかな?私はうまくできたでしょうか?
いまだにあまり自信がないです(笑)

あの日、最後に私からお伝えしたことは、あの日、あの瞬間、私が思っていたことです。


完全裏話ですが・・・
ラストメッセージに関しては、事前に用意した台本がありました。しかし、発表の際お伝えしたメッセージは原稿通りのものではありません。

当日。
「ラストメッセージは、台本を見ない。」ということが決定。
私を信じて、一番想いの届く方法を託してくれたことは、わかっていた。
それでも、ものすごく怖かった。発表の前まで、足はガタガタ震えていたし。
こういう時、完璧にこなせたり、任せて!と言えたならよかったけど…
言えなくて、みんなが動揺するほど動揺して、全部に出てしまうのが私。


私は器用な人間では、ありません。
うまくこなしているように見えたら、それは私が一生懸命取り繕った部分だと思います。あまり人として魅力のない自分は、頑張らないといけない。嫌われたくない。そんな気持ちから、ダメな自分が見つからないように、取り繕ってしまう。そして、私の不安は、私の過去から来ています。とあるチームを辞める際に、言われたこと。それは、私が持っている特性は、チームで発揮すると損をする立場になるということ。きっとチームに属したら、幸せにはなれないこと。そのチームにいて、必死に取り繕って、誰にも見つからないように泣いていた私は、その言葉を真に受けてしまった。チームでやることに対して苦手意識をもち、どこかで諦めるようになった。とりあえず、ダメな自分を見られないように、不幸にならないように線を引くことを選択するようになった。


唐木さんは最後「人間、不器用なくらいが愛される」という言葉をくれました。
このチームは、かっこつけない方がいいと。

本当は弱い自分をさらけ出すのも、自分の言葉で何かを届けるのも怖かった。
でも、一人じゃないから。一緒に想いを届けてくれるみんながいる。
真剣なまなざしで、うなづきながら聞いてくれるTAさんと唐木さんがいる。
伝えないといけない想いがある。かっこよくなくていい、今の私でいい。

自分の想いを言葉にできた時。
あの過去も、弱い自分も肯定できて、少しだけ強くなれた気がした。
こんな風に思えたのは、MAKING HEROというチームで、たくさんの愛をいただいたからだと思います。



たくさんぶつかったり、笑ったりを繰り返して見えたみんなの人柄が大好きです。
線をひくことも取り繕うことしなくなったよ。
わがままもたくさん言ったよね。ごめんね。
そんな私のこと、信頼してくれて、大好きといってくれる
すーちゃん。るな。あづ。ひとみ。らいむ。


いつでも優しく寄り添い、たくさんの愛で包んでくれた 
カレンさん。タケルさん。さほさん。ほりちゃん。まりあちゃん。

きっと多くのことに気付いていながらも、私や私たちが決めた決断をそっと後押ししてくださった
私たちのヒーロー 唐木さん。



改めて、私は人が好きだし、仲間がいることで起きる奇跡に気付くことが出来ました。
MAKING HEROというチームで、私はちゃんと幸せになれました。
本当にありがとうございました。
大好きです。

12人のヒーローたちと過ごした「愛し、愛され、愛に守られていた時間」のこと、忘れません。たくさんの思い出、想い、愛は、これから業界に入る私にとって、かけがえのないお守りです。



最後に…
MAKING HEROの由来に重ねて。

「MAKING HERO」のチーム名を決める時も難航したね。
ヒーロー要素を入れることは、私のこだわりでした。

あの頃、私が思っていたヒーローと、
今思うヒーローは違う。

ヒーローは、案外不器用なのかもしれない。
チームだから、仲間がいるから、戦えるんじゃないだろうか。
1人で強くならなくたっていい、全員で強くなれば最強だから。
そこに、守りたい人やものが、信じる心がある限り、立ち上がれる。
そんなヒーローに、私はなりたい。


またいつか、どこかでお会いできる日まで。
その時、少しでも成長した自分が見せられるように、地に足つけて、丁寧に頑張ります!

send

私たちTIPLOGに関して、ご質問やご要望などございましたら、こちらからお気軽にご連絡ください。