今回は笹木純子様によるMC講座と
高橋和希様によるセールス講座。
自分の目指すべき像を見つけるきっかけとなった、そんな時間だった。
まずはMC講座。
実際にMCの方からお話を聞く機会はこれまで無かったので、すごく貴重な学びの時間となった。
最初にあなたのパーティーのMCはどんな人がいいですか?という質問をされた。
何かあった時に臨機応変に対応できる人、トラブルも笑いに変えてくれるような人、盛り上げてくれる人などの意見があがった。
次にブライダルMCにとって最も大切なことは?という質問をされた。
時間の調整、状況の把握、お2人のことをよく知る、主役はお2人とゲスト、噛まないなどの意見があがった。
私たちの中でも様々な意見が出たように、
新郎新婦によっても様々な意見が出るだろう。
つくる立場がMCに求めるもの。
つくってもらう立場がMCに求めるもの。
それぞれの立場によって求めるものは違う。
MCはそれぞれ求められたものに応えなければならないのだ。
お客様を知るために、まずはプランナーが何度もヒアリングを重ね、お客様のニーズや価値観を汲み取ること。そしてそれをチーム全体に細かく共有していくことが重要であると言える。
それが連携の大切さにも繋がるだろう。
実習先でアテンダー研修をやらせていただいたとき、ひとつの結婚式にこんなにも多くの人が関わっていることを改めて感じることができた。
1人でも欠けたら結婚式は台無しになってしまう。
それぞれがそれぞれのやるべきことをして、初めて完成する結婚式。
結婚式を作る上では当たり前のことかもしれないが、一人一人重要な役割を担っていることを改めて感じた。
そしてプランナーの仕事の一つである、お2人の価値観に合わせて、お2人に適した司会者を紹介すること。
プランナーはお2人とチームを繋ぐ唯一の架け橋なのではないか。
その上で少しの余白をプレゼントし、あとはその道のプロに任せる。
こうして結婚式は成り立っていくのだと感じると共に、プランナーという仕事の責任感も感じた時間となった。
続いてセールス講座。
講座の中でウエディングプランナーは何を売っていると思いますか?という質問をされた。
私の中の答えは”大きな商品”
高橋様は”体験”という言葉を口にした。
そんな考え方私には思い浮かばなかった。
新しい発見が出来た。
ここで鍵となるのは、”その体験私もしたいな”
とお客様に思わせること。
他社と比べたときに自会場でしか体験できないオンリーワンを作ること。
そしてその体験を通して、お客様をどれだけ喜ばせられるか。
それが高橋様が言っていた、
“お客様の喜ばせ合いの競走である”ということだろう。
そして新規接客は事前準備で8割決まるという事実。ブライダルフェアの予約から事前の電話応対、メールのやり取り、アンケートを通してお客様にどれだけ広く視野を向け、どれだけ多くのことを知れるか。感じとれるか。
少しの工夫でそのあとの結果は大きく変わっていくだろう。
やはりここでもお客様を知ることの大切さを感じた。
今回の2つの講座、そしてこれまでの講座を通して共通していたこと。
それは”なぜ”の部分を深堀りしていくこと。
重要となるのはお客様への”ヒアリング”。
言わば、私たちはヒアリングをすることでしかお客様の想いをカタチにできないのだ。
何を選ぶにしても、そこには理由があり背景があり、全てに答えがある。私たちはお2人の想いをどれだけ聞き出せるか。その答えになるまでの過程をどれだけ汲み取れるか。
職種は異なっても、大切なことは同じ。
そのために沢山の人と対話し、ヒアリング力を高め、より多くの価値観に触れていきたい。