私の中で、結婚式の一番の問題は費用の高額さです。
私の親友が「そこまで高い結婚式にお金をかけるくらいなら、子どもの教育費や家のローンなどに当てたい」と言っていたのが忘れられません。
私はその意見にその通りだと思ってしまい、結婚式の魅力を説得力のある言葉で伝えることができませんでした。
結婚式を挙げたくない訳ではないんです。だからこそ、高いから挙げないというのはあまりにももったいないと感じます。
高額な結婚式の内訳が明確であるならば消費者の方もまだ納得できるはずなのに、残念ながら明確ではないことも問題の一つであります。
今日はこの結婚式の高額さに着眼して、マーケティングの4Pの中でもプライスについて述べたいと思います。
私は結婚式の値段は、価格戦略においてカスタマイゼーション戦略につけ込んでいるのではないかと考えました。
人生に一度しかないからという心理的な思考に入り込み、高額でも仕方がないと思わせているように感じます。富士山にあるカップラーメン・遊園地にある飲み物と同じように、「まあ仕方ないか」と思わせています。実際には、多くのお金が集客の為の広告費に使われていることも知らずに消費者は承諾するのです。
ただ、今日価格設定で習った価格感動測定にあったように、安すぎても不安になる価格というのがあります。例えば、ゼロ婚のように無料で結婚式が挙げられるというのは果たして本当に魅力的なのか、ということを考えさせられました。
「来てくれているゲストに結婚式ってこんなものか、これなら挙げなくていいな」と思わせてしまったら逆効果だという話をグループのメンバーともしていました。
このように、高すぎず安すぎずというとても難しいバランスではあると思いますが、消費者の満足度と会社の利益の中間を探っていかなければならないと感じました。
結婚式は魅力的な空間であり、結婚する人みんなに挙げて欲しいというのが私の願いです。しかし、これから少子化や未婚化が進みより一組あたりのカップルの結婚式の値段が上がってしまっては、より結婚式を挙げる人は減っていくでしょう。
これからの結婚式のあり方について根本から考えさせられる講義でした。
来週は4Pの最後の一つプロモーションも学べるということで楽しみです!
S N Sの発信に力を入れている私たちだからこその発見・気付きもあるかと思いますのでこうご期待を!